夢ハウスで「お客様のニーズにこたえる家づくり」を実現
京都府舞鶴市 有限会社 なおこう 原口 氏
INTERVIEW 2021.5.13
先入観を打ち破った夢ハウス
創業21年になる有限会社なおこう(京都府舞鶴市)。工務店を営む家に生まれた原口巨誉(なおたか)社長は、学校卒業後に住宅の設計や現場仕事の経験を積んだ後20代で独立。細かなリフォームから地道に地元での信用を獲得し、10年目頃からは新築の請負も開始。お客様の要望に丁寧に応じた家づくりを年間3~4棟のペースで続けてきた。小規模な会社ながらもコンスタントに受注を獲得し続け、経営に特別な悩みもないと思えていた。しかし2019年のある日、とあるお客様が口にした一つの言葉が原口社長を考えさせることになる。それは30代のご夫妻からの「無垢の家がいいんです」という希望だった。
大工である父親のもとで育った原口社長に無垢材の良さがわからないはずはない。だが「現代の生活環境では必ず寸法に変化が生じてクレームの原因になるとの先入観があり、お客様にお勧めしてこなかった」と打ち明ける。一方で、原口社長はお客様の思いにこたえるため、安心して住んでもらえる精度の高い無垢材が無いか模索を続けていた。「お客様が望む家を素直につくりたい」という思いも強くなっていた。
悩ましい日々が続く中、時期を同じくしてかかってきたのが夢ハウスのビジネスパートナー担当からの電話だった。自社一貫生産の乾燥無垢材による家づくりを行い、ノウハウや建材提供を行うビジネスパートナー制度があるという。夢ハウスという名前は知ってはいたが、内容については「正直、よく知らなかった」という原口社長。「ぜひ一度、本社で生産体制や実物を見てください」との言葉に新潟を決めた。「実はあまり期待していなかった」という原口社長だったが、新潟でそんな思いは吹き飛ぶことになる。「モデルハウスを見て一目惚れでした。無垢材の使い方や見せ方に感動しました。高度な乾燥技術や工場での加工にも丁寧な『ものづくり』精神を感じ、これなら安心してお客様に勧められると確信しました」と、ビジネスパートナーへの加盟を即決した。
加盟前に「無垢の家がいい」と希望されていたお客様の住まいが同社の夢ハウス仕様の家第号となった。建てたのは夢ハウスの規格住宅「tsumiki」の内外装イメージを取り入れた注文住宅。同社が受注する住まいはこのパターンが一番多い。フリープランの注文住宅だけなく「郷の家」「tsumiki」「木のひらや」といった規格住宅もラインアップする。パートナー企業はそれらを自由にアレンジが可能。自社の家づくりに夢ハウスの建材を取り入れる「いいとこ取り」ができるのも大きな魅力だ。
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