夢ハウスで「お客様のニーズにこたえる家づくり」を実現

京都府舞鶴市有限会社なおこう　原口氏

INTERVIEW 2021.5.13

万全なバックアップで売り上げ増に

　加盟から2年が過ぎた今、同社の受注数は年間3～4棟と変わらないものの内容は大きく変化した。同社は従来からの自社の家づくりも行うが「全体の3分の2が夢ハウスの家になりました」と明かす。夢ハウスの家は寸法に変化が生じない高度な乾燥無垢材を構造材から内装材まで用いるだけでなく、在来工法とパネル工法を組み合わせた強さと断熱性の高さも特長。これらが「本物の家」を求める住まい手に響き、コロナ禍の中でも見学会への来場者は途切れていない。同社が手掛ける住まいは概ね31～32坪の規模。その建物価格は従来比で1割ほど上がり、売上高の増に結び付いた。「提案する価格にお客様が納得してくれている」と原口社長は力を込める。

　VC（ボランタリーチェーン）である夢ハウスビジネスパートナーに加盟するまで、創立から20年近く独自の家づくりをやってきた。「他のネットワークに入っていたら今は無かったと思う」と話す原口社長。加盟に当たり自社の看板を下げる必要はなく、本部はパートナー企業が地元に根付いた「本物の家づくり」をするための応援団として背中を押す存在となる。家づくりのノウハウや建材の提供に加え、夢ハウスオリジナルの家具も豊富に用意している。美しい写真を用いたパンフレットや、社名と地図だけを加えればすぐに使えるチラシ原稿も利用できるなど、万全なバックアップ体制を敷く。原材料は全て自社で直輸入しているため価格も大きな変動がなく、昨今叫ばれている「ウッドショック」の影響も軽微だ。加盟金100万円、年間費用60万円だけという導入のしやすさも注目したい点だ。

　「夢ハウスの名前はお客様にも浸透しているし、何より自社の格調が上がったと実感しています。『目的意識の高いお客様』が増え、お客様のニーズにこたえる家づくりができるようになりました」と喜ぶ原口社長。現在、同社の社員は社長のみ。営業からプランの提案、積算発注、アフターフォローまで一人で担う中で「当面は現在の施工棟数を維持しながら、より家づくりの内容を充実させていきたい」と意気込んでいる。