受注数維持で売り上げ増、新ブランド展開も再取材
秋田県秋田市 有限会社 大建 佐藤 氏
INTERVIEW 2020.5.18

夢ハウス・ビジネスパートナー制度が発足した当初からのメンバーである有限会社大建(秋田市)。現在の年間受注棟数は約20棟で、数字だけを見れば3年前に話を聞いた時からほぼ変化はない。しかし、その実情はより一層の躍進を示している。
同社は地元・秋田の文化や生活様式を重視した主力商品「大建の家」や無垢材をふんだんに使った大規模リフォームである「無垢材リノベーション」など、独自の家づくりで地元での人気も高い。さらに、2019年には平屋住まいの新ブランド「HALE CLASS(ハレクラス)」を開発。子ども用スペースとしてロフトを備えた子育て世代向けのプランとしてモデルハウスも構える。始動してからまだ約1年にも関わらず、全受注の2割を占めるまでに成長した。これに夢ハウスの規格住宅「郷の家」を加えた4ブランドで、あらゆる年齢層に向けた家づくりへの入り口が整ったと言える。
大建の家づくりは、夢ハウスの仕様をもとに独自の工夫を加えているのが特色。夢ハウスの乾燥無垢材のほか地元秋田の材も使って「秋田らしい家」をつくりあげている。ビジネスパートナーは夢ハウスの家づくりをそのまま展開できるだけでなく、自社独自の住まいに夢ハウスの建材を取り入れることが可能。意欲に応じた関わり方ができる夢ハウス・ビジネスパートナー制度は、工務店にとって最適なシステムだと言えよう。
「最近は更に認知度も上がり紹介受注も増えています。リフォームの相談から新築へと方針を変えるお客様も多いです」と話す佐藤大作社長。富裕層からの受注も増え、3年前に比べ受注数はほぼ同じでも売り上げは10%程度伸びた。佐藤社長は「夢ハウスの建材は品質・供給が安定していて頼りになる存在。今後は現状の受注数を維持しつつ、さらにお客様のライフスタイルや趣味、生き方など感性に訴える家づくりができるよう、夢ハウスと意見交換もしながら共に取り組んでいきたい」と意気込む。