乾燥無垢材が癒しの空間と快適性を両立

長野県芽野市 一級建築士事務所 JOE設計　石田 氏

INTERVIEW 2022.5.12

大きな価値を生む無垢材と家づくり

　記念すべき初受注は2019年。お客様は50代の女性で、様々なメーカーやビルダーの住まいを検討した末、最後に訪れたJOE設計での家づくりを決めたという。同業他社が多々ある中、比較検討を経ての受注は地元での競争力が極めて高く、癒しをもたらす無垢材の家がお客様のニーズを満たしたことを意味する。石田社長は初受注に至るまで本部によるサポートも受けながら勉強を続けていた。「最初はどのように営業をかけていいかわからなかったんです」。不安もあった石田社長だったが、本部スタッフは豊富な成功事例を用いて的確にアドバイス。お客様に夢ハウスの価値をしっかり伝えるため、準備することができたという。

　明確な差別化を実現する夢ハウスの家づくり。最大の特長は特許を取得した自社開発の乾燥機で極限まで乾燥させた無垢材だ。無垢材で起こりがちと言われる寸法の変化がなく、構造材から内装材、建具や家具まであらゆる商品を開発。ビジネスパートナーはその全てを利用できる。その建材を用いてつくる住まいの基本スタイルはフリー設計の「自由設計」、真壁造りの規格住宅「郷の家」、子育て世代向けの「tsumiki」、大空間の平屋「木のひらや」と4種類を揃える。

　高強度で気密断熱性の高い工法を独自に開発している点も見逃せない。2021年、JOE設計は新たにモデルハウスを構えた。タイプは「木のひらや」。石田社長は木のひらやについて「小屋裏をあらわしにする大空間を平屋で実現するには屋根断熱が必須となる。夢ハウスの屋根パネルは性能とコストパフォーマンスに優れ、他社に真似できない大きな価値を持っている」と自信を持つ。

　夢ハウスビジネスパートナーはボランタリーチェーンであり、基本プランはあっても仕様に制約はない。地域性によって独自のアレンジを加えたり、自社の個性をだしながら夢ハウスの建材を採用したりもできる。モデルハウスの完成見学会では、夏休みの連休中にも関わらず予定組数の上限一杯の来場があるなど、反響の大きさを示した。本部からの支援もありがたい。営業に関して折に触れて相談できるだけでなく、安価に購入できる販促ツールも豊富。加盟店になった後のブランディング展開も相談可能だ。

　現在も幅広い年齢層のお客様との商談が複数進んでおり、営業や設計、現場監理も担当する石田社長の忙しさは増す一方だ。「今後は年間5棟・10棟と段階を踏んで実績を積んでいきたい。負けない自信があります」と意気込みを見せている。

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