価格競争の時代に勝つ大きな武器を獲得
山梨県甲府市 有限会社 明和ホーム 依田 氏
INTERVIEW 2019.5.25
加盟してからの展開はスピード感のあるものだ。加盟後すぐに、自社分譲地の区画内でモデルハウスの建設に着手。２０１８年７月に完成させている。モデルハウスはいずれ売却する予定とし、同年11月には至近に事務所機能を持たせたモデルルームも完成している。モデルハウス完成後には完成見学会を行い、地元の方々からの注目を集めた。
積極的な展開が功を奏し、加盟後まだ２年に満たないにも関わらず大きな成果を上げている。加盟前の受注ペースは前述のように月１～２棟程度の年間12棟＋αだったが、自社オリジナル住宅に加えて夢ハウスの家づくりをスタートさせてから年間20棟に届く勢いを見せている。売上額も加盟前に比べて25％の伸びを見せている。「夢ハウスの家は何といっても他社と圧倒的な差別化を図れているので価格競争に巻き込まれることがない。つまり利益率も高められるのが大きい」と喜びを隠さない。成約率も向上した印象だという。
同社の夢ハウスの家は、ニーズにこたえた間取りで自社設計し、夢ハウスの建材で仕上げるスタイルが主流。規模は大きなものは60坪くらいから、小規模なものでは20坪程度の平屋を手掛けることも。建物価格は平均すると２８００万円ほど。従来からのオリジナル住宅に夢ハウスの床材を取り入れるようなケースも増えてきている。スタッフは依田社長を含めて４人体制だ。
地元へのＰＲは、３か月に１度程度開く完成見学会や構造見学会を新聞への折り込みチラシと広告掲載を通じて告知するスタイル。土日の２日間で開催する完成見学会は平均30組の来場者がある。夢ハウスの家に関して言えば、一次取得者の若年層よりも建て替え需要の年配の方の比率が高いとのこと。一度家づくりを経験している層からの支持を得ている点にも注目したい。
本部からの手厚いサポートも魅力だ。技術的な質問に丁寧に答えてもらえることはもちろん、販売戦略にも惜しみなく助言してくれる。イベント開催時には必要に応じて担当者が山梨まで来てくれることも多い。「本部 からのサポートは大きな助けになっています」と依田社長。差別化を図れる大きな武器を得て、これからは家づくりを手掛ける中で夢ハウスの家の比率を更に高めていきたい意向だ。
